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★ ぬばたまの よわたるかり
おほほしく いくよをへてか おのがなをのる
★ ぬばたまの夜を渡る雁は、おぼつかなく、一体幾晩を
経て、雁と言う名を名乗ったのか・・・
巻１０－２１３９ 雁を詠める
おほほしく いくよをへてか おのがなをのる
★ ぬばたまの夜を渡る雁は、おぼつかなく、一体幾晩を
経て、雁と言う名を名乗ったのか・・・
巻１０－２１３９ 雁を詠める
[1回]
★ たづがねの けさなくなへに かりがねは
いづくさしてか くもがくるらむ
★ 鶴が、今朝鳴いている時に、雁は
どこを目指して飛んでいっているのだろう。
巻10－2138 雁を詠める
いづくさしてか くもがくるらむ
★ 鶴が、今朝鳴いている時に、雁は
どこを目指して飛んでいっているのだろう。
巻10－2138 雁を詠める
[0回]
★ あさにゆく かりのなきねは わがごとく
ものおもへかも こえのかなしき
★ 朝、飛んで鳴いている雁の声は
私の物思いに沈む心のごとく、悲しい声です。
巻10－2136 雁を詠める
ものおもへかも こえのかなしき
★ 朝、飛んで鳴いている雁の声は
私の物思いに沈む心のごとく、悲しい声です。
巻10－2136 雁を詠める
[0回]
★ あきかぜに やまとびこゆる
かりがねの こへとおざかる くもかくるらし
★ 秋風の中に、山を飛び越えて、雁の鳴く声が
遠ざかって行く・・・雲に隠れて・・・・
巻10－2136 雁を読める
かりがねの こへとおざかる くもかくるらし
★ 秋風の中に、山を飛び越えて、雁の鳴く声が
遠ざかって行く・・・雲に隠れて・・・・
巻10－2136 雁を読める
[0回]
★ おしてる なにはほりえの あしへには
かりねたるかも しものふらくに
★ 海も一面に照り輝く、難波の堀江の葦辺には
雁が寝ているだろうか・・・・市もが降るというのに・・・
暗記10－2135 雁を詠める
かりねたるかも しものふらくに
★ 海も一面に照り輝く、難波の堀江の葦辺には
雁が寝ているだろうか・・・・市もが降るというのに・・・
暗記10－2135 雁を詠める
[0回]