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★ みずのうへに かずかくごとき わがいのち
いもにあはむと うけひつるかも
★ 水の上に数を書くようなはかないわが命だが
妻に逢おうと神に長久を祈ったことです。
巻11－2433 柿本人麻呂歌集
いもにあはむと うけひつるかも
★ 水の上に数を書くようなはかないわが命だが
妻に逢おうと神に長久を祈ったことです。
巻11－2433 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ ことにいでて いはばゆゆしみ
やまかはの たぎつこころを せかへたりけり
★ 言葉に出して言うと、憚りが多いので、谷川のように
激する心をどうにかして抑えていることです。
巻11－2432 柿本人麻呂歌集
やまかはの たぎつこころを せかへたりけり
★ 言葉に出して言うと、憚りが多いので、谷川のように
激する心をどうにかして抑えていることです。
巻11－2432 柿本人麻呂歌集
[1回]
★ かもがはの のちせしずけく のちもあはむ
いもにはわれは いまならずとも
★ 鴨川の下流の瀬が静かなように、静かな状態で後にも
逢いましょう。妻に私は・・・今でなくても
巻11－2341 柿本人麻呂歌集
いもにはわれは いまならずとも
★ 鴨川の下流の瀬が静かなように、静かな状態で後にも
逢いましょう。妻に私は・・・今でなくても
巻11－2341 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ うぢかはの みなわさかまき ゆくみずの
ことかへらずそ おもひそめてし
★ 宇治川の水泡を逆巻きつつ流れ行く水のように
事は後戻りすることができないほどに思い始めてしまいました。
巻11－2430 柿本人麻呂歌集
ことかへらずそ おもひそめてし
★ 宇治川の水泡を逆巻きつつ流れ行く水のように
事は後戻りすることができないほどに思い始めてしまいました。
巻11－2430 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ はしきやし あはぬこゆゑに いたづらに
うぢがはのせに もすそぬらしつ
★ 愛しい逢えない子の為に、空しく宇治川の瀬に
裳裾を濡らしてしまったことです
巻11－2429 柿本人麻呂歌集
はしきやし→慕わしい、愛しい
うぢがはのせに もすそぬらしつ
★ 愛しい逢えない子の為に、空しく宇治川の瀬に
裳裾を濡らしてしまったことです
巻11－2429 柿本人麻呂歌集
はしきやし→慕わしい、愛しい
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