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★ うらめしと おもふさないは ありしかば
よそのみそみし こころはおもへど
★ 恨めしいと思う大岩があったので、外からだけ見ていました。
心では思っていたのに・・・
巻11ー2522
大岩は、恋の邪魔をする何か
よそのみそみし こころはおもへど
★ 恨めしいと思う大岩があったので、外からだけ見ていました。
心では思っていたのに・・・
巻11ー2522
大岩は、恋の邪魔をする何か
[0回]
★ かきつばた につらふきみを ゆくりなく
おもひいでつつ なげきつるかも
★ 杜若のほんのり美しい紅顔の君を、ふと思い出しては
嘆いたことです。
巻11－2521
丹→赤
ゆくりなく→不意に、突然に、ふと急に
おもひいでつつ なげきつるかも
★ 杜若のほんのり美しい紅顔の君を、ふと思い出しては
嘆いたことです。
巻11－2521
丹→赤
ゆくりなく→不意に、突然に、ふと急に
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★ かりこもの ひとへをしきて さぬれども
きみとしぬれば さむけくもなし
★ 刈薦のたった一枚の筵を敷いて、共寝をしていても、
あなたと寝ているので寒いことも無い。
巻11－2520
きみとしぬれば さむけくもなし
★ 刈薦のたった一枚の筵を敷いて、共寝をしていても、
あなたと寝ているので寒いことも無い。
巻11－2520
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★ おくやまの まきのいたどを おしひらき
しゑやいでこね のちはなにせむ
★ 奥山の真木で作った板戸を押し開いて、
ええい、ままよ。出てきなさい。後は
何事があろう。
巻11－2519
しゑや→ええい、ままよ。事態に対する放任、断念、決断などの意
真木→杉、檜などの立派な木
しゑやいでこね のちはなにせむ
★ 奥山の真木で作った板戸を押し開いて、
ええい、ままよ。出てきなさい。後は
何事があろう。
巻11－2519
しゑや→ええい、ままよ。事態に対する放任、断念、決断などの意
真木→杉、檜などの立派な木
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★ わぎもこが われをおくると
しろたへの そでひづまでに なきしおもほゆ
★ いとしいあの子が、私を送ると、白栲の衣の袖が
濡れるまで泣いた事が思われます。
巻11－2518
白栲の→枕詞
ひづ→水に濡れるの意
しろたへの そでひづまでに なきしおもほゆ
★ いとしいあの子が、私を送ると、白栲の衣の袖が
濡れるまで泣いた事が思われます。
巻11－2518
白栲の→枕詞
ひづ→水に濡れるの意
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