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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ わがせこが そのなをのらじと

   たまきはる いのちはすてつ わすれたまふな

★ 愛しの君の、その名を人には告げないと

  私は、たまきはる命は棄てました。私の事を

  お忘れないように

    巻11-2531

たまきはる→枕詞

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★ あらたまの きへがたかがき 

   あみめゆも いもしみえなば われこひめやも

★ あらたまの 伎戸が作る竹垣の網目のようなすき間からだけでも

  愛しい人が見えたなら、わたしはこんなに恋慕うでしょうか?

   巻11-2530

  あらたまの→枕詞

  伎戸→渡来系の機織の人々

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★ いへびとは みちもしみみに かよへども

   わがまついもが つかひこぬかも

★ 家に出入りする人は道いっぱいに、通っているが

  私の待つあの子の使いは来ないことです。

   巻11-2529

しみみに→隙間無くびっしりと

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★ さねぬよは ちよもありとも
 
   わがせこが おもひくゆべき こころはもたじ

★ 共寝をしない夜は千夜続くとしても、私のいとしの君が

  思い悔やむような心は、私は持たないでしょう。

   巻11-2528  

  さ寝→共寝

 

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★ たれそこの このわがやどに きよぶたらちねの

  ははにころはえ  ものおもふわれを

★ 誰でしょう。このわが家に来て、呼び立てるのは

  たらちねの母に責められて、物思いをするわたしだのに。

    巻11-2527

この和歌は、句切れがどこかわかりません。上記の句切れも

おかしいと思います。何冊かしらべましたが、私が、師事しております

中西先生の本にも何も書いてありません。どなたか、ご存知でしたら

教えていただけたら嬉しいです。

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