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★ たまだれの をすのたれすを ゆきかちに
いはなさずとも 君は通わせ
★ 玉を垂らした簾、その垂れた簾を間にして、
寝ることは出来なくてもあなたは、通って
いらしてください。
巻11－2556
いはなさずとも 君は通わせ
★ 玉を垂らした簾、その垂れた簾を間にして、
寝ることは出来なくてもあなたは、通って
いらしてください。
巻11－2556
[0回]
★ あさとを はやくなあけそ あぢさはふ
めがほるきみが こよひきませる
★ 朝の戸を早く開けないで下さい。
あじ鴨をとらえる目ではないけれど、
目に触れて逢いたいお方が今夜
おいでになっています。
巻11－2555
「な・・そ」→禁止の意
あぢさはふ→枕詞→あじ鴨を遮り捕らえる網の意
めがほるきみが こよひきませる
★ 朝の戸を早く開けないで下さい。
あじ鴨をとらえる目ではないけれど、
目に触れて逢いたいお方が今夜
おいでになっています。
巻11－2555
「な・・そ」→禁止の意
あぢさはふ→枕詞→あじ鴨を遮り捕らえる網の意
[0回]
★ あひみては おもかくさるる ものからに
つぎてみまくの ほしききみかも
★ 逢うと恥ずかしくて、つい顔を隠してしまうものなのに
そのくせ、ずっと続いて逢いたいと思うあなたです。
巻11－2554
つぎてみまくの ほしききみかも
★ 逢うと恥ずかしくて、つい顔を隠してしまうものなのに
そのくせ、ずっと続いて逢いたいと思うあなたです。
巻11－2554
[3回]
★ いめのみに みてすらここだ こふるあは
うつつにみてば ましていかにあらむ
★ 夢にみてさえこんなに恋うている私は、
実際に逢ったなら、ましてどのようでありましょう。
巻11ー2553
ここだ→程度のはなはだしい状態
うつつにみてば ましていかにあらむ
★ 夢にみてさえこんなに恋うている私は、
実際に逢ったなら、ましてどのようでありましょう。
巻11ー2553
ここだ→程度のはなはだしい状態
[0回]
★ こころには ちへしくしくに おもへども
つかひをやらむ すべのしらなく
★ 心では千回も重ねるほど、しきりに思っていますが
あなたへの使いをやる方法がわかりません。
巻11－2552
しくしくに→しきりに
すべ→手立て、方法、手段
つかひをやらむ すべのしらなく
★ 心では千回も重ねるほど、しきりに思っていますが
あなたへの使いをやる方法がわかりません。
巻11－2552
しくしくに→しきりに
すべ→手立て、方法、手段
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