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★ つるぎたち なのおしけくも われはなし
このころのまの こひのしげきに
★ 剣太刀の名が惜しいことなど、私はない。
この頃の恋の思いのしきりさに
巻12－2984
・ 剣太刀→枕詞
このころのまの こひのしげきに
★ 剣太刀の名が惜しいことなど、私はない。
この頃の恋の思いのしきりさに
巻12－2984
・ 剣太刀→枕詞
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★ こまつるぎ わがこころから よそのみに
みつつやきみを こひわたりなむ
★ 高麗剣の輪、わが心ゆえに外からだけ見ながら
恋い続けるのだろうか？
巻12－2983
・ 高麗剣→枕詞
みつつやきみを こひわたりなむ
★ 高麗剣の輪、わが心ゆえに外からだけ見ながら
恋い続けるのだろうか？
巻12－2983
・ 高麗剣→枕詞
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★ はりはあれど いもしなければ つけめやと
われはなやまし たゆるひものを
★ 「針はあっても、妻がいないから付けられない」と、
私を困らせて取れてしまった紐の緒よ
巻12－2982
われはなやまし たゆるひものを
★ 「針はあっても、妻がいないから付けられない」と、
私を困らせて取れてしまった紐の緒よ
巻12－2982
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★ はふりらが いはふみもろの まそかがみ
かけてしのびつ あふひとごとに
★ 神官たちが、身を清めて大切に守る三諸の
、真澄の鏡を懸けるように、あなたの名を
口に懸けては偲んだことです。出会う人ごとに・・
巻12－2981
・祝部らが→神官
・斎ふ→身を清めて大切に守る
・真澄鏡→枕詞→清く澄んだ鏡
かけてしのびつ あふひとごとに
★ 神官たちが、身を清めて大切に守る三諸の
、真澄の鏡を懸けるように、あなたの名を
口に懸けては偲んだことです。出会う人ごとに・・
巻12－2981
・祝部らが→神官
・斎ふ→身を清めて大切に守る
・真澄鏡→枕詞→清く澄んだ鏡
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★ まそかがみ みあかぬいもに あはずして
つきのへぬれば いけりともなし
★ 真澄の鏡のように、見飽きない妻に、逢うことなく
月が経ってしまったので、私は生きている心地がしない
巻12－2980
・ 真澄鏡→枕詞→澄んで曇りの無い鏡
つきのへぬれば いけりともなし
★ 真澄の鏡のように、見飽きない妻に、逢うことなく
月が経ってしまったので、私は生きている心地がしない
巻12－2980
・ 真澄鏡→枕詞→澄んで曇りの無い鏡
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