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★ ひさかたの あまのみそらに てるつきの
うせむひにこそ わがこひやまめ
★ ひさかたの、天空に照る月がなくなる日にでも
私の恋も止むでしょう
巻12－3004
・ ひさかたの→枕詞
うせむひにこそ わがこひやまめ
★ ひさかたの、天空に照る月がなくなる日にでも
私の恋も止むでしょう
巻12－3004
・ ひさかたの→枕詞
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★ ゆふづきよ あかときやみの おほほしく
みしひとゆゑに こひわたるかも
★ 夕月のころの明け方の闇のように、ぼんやりと
見た人なので恋い続けることです
巻12－3003
・おほほしく→ぼんやりと、おぼろな
みしひとゆゑに こひわたるかも
★ 夕月のころの明け方の闇のように、ぼんやりと
見た人なので恋い続けることです
巻12－3003
・おほほしく→ぼんやりと、おぼろな
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★ あしひきの やまよりいづる つきまつと
ひとにはいひて いもまつわれを
★ あしひきの山から出る月を待つのだと
人には言って、あの娘を待っている私です
巻12ー3002
ひとにはいひて いもまつわれを
★ あしひきの山から出る月を待つのだと
人には言って、あの娘を待っている私です
巻12ー3002
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★ かすがのに てれるゆふひ よそのみに
きみをあいみて いまそくやしき
★ 春日野に照っている夕日のように、外から
ばかり、あなたを見て、それが今になって
悔やまれます
巻12－3001
きみをあいみて いまそくやしき
★ 春日野に照っている夕日のように、外から
ばかり、あなたを見て、それが今になって
悔やまれます
巻12－3001
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★ たまあはば あひねむものを をやまだの
ししだもるごと ははしもらすも
★ お互いの魂が合ったならば、共寝ができるのですが、
小山田の鹿や猪に荒らされる田を守るように
母は監視なさいます
巻12－3000
ししだもるごと ははしもらすも
★ お互いの魂が合ったならば、共寝ができるのですが、
小山田の鹿や猪に荒らされる田を守るように
母は監視なさいます
巻12－3000
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