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★ しろたへの たもとゆたけく ひとのぬる
うまいはねずや こひわたりなむ
★ 白栳の手本をゆったりと、世間の人々が寝る
そんな安らかな眠りもできずに、恋いづづけるのだろうか
巻12－2963
うまいはねずや こひわたりなむ
★ 白栳の手本をゆったりと、世間の人々が寝る
そんな安らかな眠りもできずに、恋いづづけるのだろうか
巻12－2963
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★ しろたへの そでかれてぬる
ぬばたまの こよひははやも あけばあけなむ
★ 白栳の袖を交じわすこともなく、離れて寝る
ぬばたまの今夜は早く明けるなら明けてほしい
巻12－2962
・ 白栳の→枕詞
・ ぬばたまの→枕詞
ぬばたまの こよひははやも あけばあけなむ
★ 白栳の袖を交じわすこともなく、離れて寝る
ぬばたまの今夜は早く明けるなら明けてほしい
巻12－2962
・ 白栳の→枕詞
・ ぬばたまの→枕詞
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★ うつせみの つねのことばと おもへども
つぎてしきけば こころはまとふ
★ この世の人のいつもの決まり文句だと思うけれど
続けて聞いていると、心が乱れたことだ
巻12－2961
・ 常の言葉→世間並みのいつもの決まり文句
つぎてしきけば こころはまとふ
★ この世の人のいつもの決まり文句だと思うけれど
続けて聞いていると、心が乱れたことだ
巻12－2961
・ 常の言葉→世間並みのいつもの決まり文句
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★ うつせみの うつしごころも われはなし
いもをあひみずて としのへぬれば
★ この世の人のたしかな心も私は無い。
あの子に逢うことなく、年月が経ってしまったので
巻12－2690
・現し心→正気、現実の覚めた心
いもをあひみずて としのへぬれば
★ この世の人のたしかな心も私は無い。
あの子に逢うことなく、年月が経ってしまったので
巻12－2690
・現し心→正気、現実の覚めた心
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★ うつつには こともたえたり
いめにだに つぎてみえこそ ただにあふまでに
★ 現実には、便りも通って来なくなった。せめて、夢にだけでも
たえず現れて欲しい。直接に逢うまでには
巻12－2959
・言も→男性からの便り
いめにだに つぎてみえこそ ただにあふまでに
★ 現実には、便りも通って来なくなった。せめて、夢にだけでも
たえず現れて欲しい。直接に逢うまでには
巻12－2959
・言も→男性からの便り
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