★あめなるや　つきひのごとく　わがおもへる

　　　　きみがひにけに　おゆらくをしも


★　天にあるよ、月や日のように私の思うあなたが

　　ひび年老いてゆくのが惜しいよ

　　　　　　　巻13－3246

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★　天橋を　長くもがも　高山に

　　高もがも　　月読めて　持てる

　　変若水　　い取り来て　君に奉りて

　　変わかしめはむ


★　あまはしも　ながきもがも　たかやまの

　　たかくもがも　　つくよみの　もてるをちみず

　　いとりおきて　　きみにたてまつりて


★　天にあるよ、月や日のように、私の思うにあるあなたが

　　ひび年老いてゆくのが惜しいよ

　　　　　　　　巻13－3245

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★　あこのうみの　ありそのうへの　さざれなみ

　　　　わがこふらくは　　やむときもなし


★　阿胡の海の荒磯のほとりにさざ波のように

　　私が妻を恋することは止む時もない

　　　　　　巻13－3244

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★　ももきね　美濃の国の　高北の

　　八十一隣の宮に　日向にい行き靡かふ

　　大宮を　ありと聞きて　わが通ひ道の

　　奥十山　美濃の山　靡けと　人は踏めども

　　かく寄れと、人は衝けども　心無き山の

　　奥十山　美濃のやま


★　ももきね　みのくにの　たかきたの

　　くくりのみやに　ひむかひにゆきなびかふ

　　おおみやを　ありとききて　わがかひじの

　　おきそやま 　みののやま　なびけと

　　ひとはふめども　かくよれと　ひとはつけども

　　こころなきやまの　　おくじゅうやま　みののやま

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★　あめつちを　なげきこうのみ　さきくあらば

　　　　またかへりみむ　　しがのからさき


★　天地の神嘆きつつ　祈り願い、命無事ならば

　　また帰り見よう。志賀の韓崎よ

　　　　　　　巻13ー3241

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