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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ 古ゆ 言ひ続き来らく 恋すれば

  苦しきものと 玉の緒の 継ぎてはいへど

  少女らが  心を知らに そを知らむ

  縁の無ければ 命かたまけ 刈薦の

  心もしのに 人知れず  もとなそ恋ふる

  息の緒にして


★ いにしへゆ いひつづきこらく こひすれば

  くるしきものと たまのをにして つぎてはいへど

  をとめらが こころをしらに そをしらむ

  えんのなければ  いのちかたまけ  かりこもの

  ここもしのに ひとしれず もとなそこふる

  いきのをにして

★ 昔からいい継いで来たことには 恋をすると苦しいものだ

  と、玉の緒のようにつぎつぎと、少女の心を知らず、それの

  わかる手だてもないので、夏麻もを引く如く命もたえがちに

  刈薦のように心もしなえ、人知れず覚束なくも恋することです。
  
  恋を命として

      巻13-3255

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★ あらたまの 年は来去きて 玉梓 使の来ねば

  霞立つ長き春日を 天地に 思ひ足らはし

  たらちねの 母が養ふ蚕 繭隠り 息衝きわたり

  わが恋ふる 心のうちを 人に言ふ ものにしあらば

  松が根の 待つこと遠く 天伝ふ 日の闇れぬれば

  白木綿の わが衣手 通りて濡れぬ


★ あらたまの としはきゆきて たまあずさ つかひこねば

  かすみたつながきはるひを あめつちに おもひおたらし

  たらちねの ははがやしなふかいこ まゆごもり いきつきわたり

  わがこふる こころのうちに ひとにいふ ものにしあらば

  まつがねの まつことをとおく あめつたふ ひのきぬれば

  しろたへの わがころもで とおりてぬれぬ


★ あらたまの年はやって来てまた去ってゆき、久しく玉梓の使い

  来ないので、霞立つ長い春の一日を、天地にみちるほどに

  心を尽くして思い、たらちねの母の養う蚕がにこもるように

  心がいぶせく嘆き続け、わが恋する心の内は人に言うものでもないので

  松の根のごとく待つことも遠く、空をゆく太陽もくれてしまうと

  白妙の私の衣の袖はすっかり濡れてしまった

       巻13-3258

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★ しきしまの やまとのくには ことだまの

   たすくるくにぞ まさきくありこそ

★ 磯城島の 日本の国は ことばの魂が

  人を助ける国であるよ。無事であって

  欲しい

      巻13-3254

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★ 葦原の 瑞穂の国は 神ながら 言挙げせぬ国

  然れども 言挙げわがする 言幸く 真幸く坐せと

  つつみなく 幸く坐さば 荒磯波 ありても見むと

  百重波 千重波しきに 言挙げすわれば 言挙するわれは


★ あしはらの みずほのくには かむながら ことあげせぬくに

  しかれども ことあげする こさきく まさきくざせと

  つつみなく さきくいさば ありそなみ ありてもみむと

  ももへなみ ももへなみ ちへなみしきに ことあげすわれは


★ 葦原の瑞穂の国は神の意のままに言挙げするをしない国だ

  だが、言挙げを私はする。ことばが祝福をもたらし無事で

  おいでなさいとさわりもなく無事でいらっしゃれば、荒磯

  の波のように、しきりに言挙げするよ、私は。言挙げする国よ

  私は。

         巻13-3253

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★ ひさかたの みやこをおきて くさまくら

   たびゆくきみを いつとかまたむ


★ ひさびさの都を後に草を枕に旅立ってゆくあなたを

  私はいつ帰るとて待つのだろう

     巻13-3252

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