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★しかのうらに あさりするひと あけくれば
うらまこぐらし かじのおときこゆ
★志賀の浦に漁する海人が夜が明けると
海岸を漕ぐらしい。楫の音が聞こえる
巻15－3664
うらまこぐらし かじのおときこゆ
★志賀の浦に漁する海人が夜が明けると
海岸を漕ぐらしい。楫の音が聞こえる
巻15－3664
[0回]
★わたつみの おきちなわのり くるときと
いもがまつらむ つきはへにつつ
★わたつみの沖の縄海苔を繰るように、帰って
来る時として妻が待っているだろう妻が
今月は、どんどんと過ぎて行くよ
巻15－3663
いもがまつらむ つきはへにつつ
★わたつみの沖の縄海苔を繰るように、帰って
来る時として妻が待っているだろう妻が
今月は、どんどんと過ぎて行くよ
巻15－3663
[0回]
★あまのはら ふりさけみれば よそふけにける
よしゑやしひとりねる よはあけばあけぬとも
★天上をふり仰いで見ると夜は更けてしまった。ままよ、
一人寝の夜は明けたら明けたかまわない
巻15－3662
よしゑやしひとりねる よはあけばあけぬとも
★天上をふり仰いで見ると夜は更けてしまった。ままよ、
一人寝の夜は明けたら明けたかまわない
巻15－3662
[0回]
★ かぜのむた よせくるなみに あさりする
あまをとめらが ものすそぬれぬ
★ 風と共に寄せて来る波で漁をする海人少女たちの
裳裾が濡れてしまうことです
巻15－3661
あまをとめらが ものすそぬれぬ
★ 風と共に寄せて来る波で漁をする海人少女たちの
裳裾が濡れてしまうことです
巻15－3661
[0回]
★かむさぶる あたるのさきに よするなみ
まだくやいもに こひわたりぬ
★神々しい荒津の崎に寄せる波のように
絶え間なく妻に恋ひ続けているだろうか
巻15－3660
まだくやいもに こひわたりぬ
★神々しい荒津の崎に寄せる波のように
絶え間なく妻に恋ひ続けているだろうか
巻15－3660
[0回]