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★たびにあれど よるひともし いるわれを
やみにやいもが こひつつあるらむ
★旅にいるとしても、夜はふともしている私だのに
妻は闇夜の思いで私を恋つづけるだろう
巻15－3690
やみにやいもが こひつつあるらむ
★旅にいるとしても、夜はふともしている私だのに
妻は闇夜の思いで私を恋つづけるだろう
巻15－3690
[0回]
★おおきみの とおのみかどと おもへれど
ながくしあれば こひにけるかも
★ここは天皇の遠い朝廷だから、都を
遠く離れてはいないと思うものの
日数が長くなると、やはり都を
恋しく思うことだなあ
巻15－3668
ながくしあれば こひにけるかも
★ここは天皇の遠い朝廷だから、都を
遠く離れてはいないと思うものの
日数が長くなると、やはり都を
恋しく思うことだなあ
巻15－3668
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★わがたびは ひさしくあらし このあがきる
いものころもの あまづくをみれば
★ 私の旅は長くなったらしい。妻の
下着が垢づくのを見ると
巻15－3667
いものころもの あまづくをみれば
★ 私の旅は長くなったらしい。妻の
下着が垢づくのを見ると
巻15－3667
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★ゆうされば あきかぜさむし わぎもこを
ときあらひ ゆきてねむ
★夕方になると秋の風が寒く思われる。妻が解き
洗ひする。あの日の頃の衣を帰って着たいなあ
巻15－3666
ときあらひ ゆきてねむ
★夕方になると秋の風が寒く思われる。妻が解き
洗ひする。あの日の頃の衣を帰って着たいなあ
巻15－3666
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★いもをおもひ いのねらえぬ あかときの
あさぎりかくり かりがねそなく
★ 妻を慕って寝ることもできないのに、暁の
朝霧の中に雁が鳴くよ
巻15－3665
あさぎりかくり かりがねそなく
★ 妻を慕って寝ることもできないのに、暁の
朝霧の中に雁が鳴くよ
巻15－3665
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