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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ けさのあさあけ  あきかぜさむし とおつひと

     かりがきなかむ  ときちかみかも


★ 今日の明け方は秋風が寒かった。遠い人を結ぶ人を

  雁がやって来て鳴くときが近くなったからかなあ

         ・朝明→夜明け、早朝

         ・遠つひと→枕詞

         ・時近みかも→ー「近み」は

          ミ語法。

         ・「かも」→詠嘆的疑問

           大伴家持

   巻17-3947

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★ ほととぎす  なきてすぎにし  おかへから 
 
    あきかぜふきぬ  よしもあらなくに

★ 夏のほととぎすが鳴いて去っていった岡のあたりから

  秋風が吹きはじめた。妻に逢うしべもないのに

       ・よしもあらなくに→ー「よし」は、妻に

        逢う手立て

            大伴池主

     巻17-3946

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★ あきのよは あかときさむし  しろたへの

   いもがころもできむ  よしもがも

★ 秋の夜は明け方が寒い。白妙の妻の

   衣の袖をかけもらうすべもほしい

      ・暁→午前4時頃。明け方

      ・白妙の→枕詞

          大池池主

      巻17-3945

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★ をみなへし さきたるのべを  ゆきめぐり

   きみをおもひでた  もとほりきつつ


★ 女郎花の咲いている野辺をめぐり歩きながら、あなたを思い出しては

  あちこちと女郎花よ

            ・たもとほり→「たもとほり」は、遠く廻り道して。

                    恋の通い道は、通常の道は

                    通らないのが習い、人目をさける

                     ためだけではない

                大伴池主

      巻17-3944

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★ あきのたの  ほむきみがりて  わがせこが

    ふさたおりける  おみなえしがも


★秋の田のみのり具合をみ廻りながら、あなたが

 どっさりと手折って来られたれた女郎花


           巻17-3943

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