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★あきかぜに いまきまかと ひもときて
うらまちをるに つきかたぶきぬ
★秋風の中、彦星が今来るか来るかと紐を解いて
心待ちしているともうつきが傾いてしまった。
大伴家持
巻１９－４３１１
うらまちをるに つきかたぶきぬ
★秋風の中、彦星が今来るか来るかと紐を解いて
心待ちしているともうつきが傾いてしまった。
大伴家持
巻１９－４３１１
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★ あきされば きりたちわたる あまのかわ
いしなみおかば つぎてみむかも
★秋になると霧があたりに立ちこめる。天の川に
飛び石をおいたらいつ逢えるだろうか
大伴家持
巻19－4310
いしなみおかば つぎてみむかも
★秋になると霧があたりに立ちこめる。天の川に
飛び石をおいたらいつ逢えるだろうか
大伴家持
巻19－4310
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★あきかぜに なびくかわへの にこぐさの
にほよかにしも おもほゆるかも
★秋風になびく川岸の和草のように、心にこやかに
思われることだ。今こそ
大伴家持
巻19－4309
にほよかにしも おもほゆるかも
★秋風になびく川岸の和草のように、心にこやかに
思われることだ。今こそ
大伴家持
巻19－4309
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★はつおばな はなにみうとし あまのかわ
へなりにけらし としのをながく
★初尾花の花のように見ようとして、天の川を
へだてららしい。長い年の間を
大伴家茂
巻19－4308
へなりにけらし としのをながく
★初尾花の花のように見ようとして、天の川を
へだてららしい。長い年の間を
大伴家茂
巻19－4308
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★ あきといへば こころそいたき うたてけに
はなになそへて みまくほりかも
★秋にしか逢えないというと、心が痛む。格別に。
それも、妻を花になぞらえて見たいとおもうからかなあ
大伴家持
巻19－4307
はなになそへて みまくほりかも
★秋にしか逢えないというと、心が痛む。格別に。
それも、妻を花になぞらえて見たいとおもうからかなあ
大伴家持
巻19－4307
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