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★ はつあきかぜ すずしきゆふへ とかむとそ
ひもはむすべし いもにあうため
★初めての秋風が涼しく吹く夕方にこそ、解こうとして
紐は結んだことだ。他ならない、この妻に逢うために
大伴家持
巻19－4306
ひもはむすべし いもにあうため
★初めての秋風が涼しく吹く夕方にこそ、解こうとして
紐は結んだことだ。他ならない、この妻に逢うために
大伴家持
巻19－4306
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★ きのくれの しげきみねのへを ほととぎす
なきてこゆなり いまいくらしも
★木の下陰が暗い嶺のうえをほととぎすが鳴きつつ
越えているようだ。今こそやってくるらしい
大伴家持
巻１９－４３０５
なきてこゆなり いまいくらしも
★木の下陰が暗い嶺のうえをほととぎすが鳴きつつ
越えているようだ。今こそやってくるらしい
大伴家持
巻１９－４３０５
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★やまぶきの はなのさかりに かくのごと
きみをみまくは ちとせにもがも
★ 山吹の花の盛りに、このようにわが君を
仰ぎ見ることは、千年の末までもと
願われます。
大伴家持
巻１９－４３０４
きみをみまくは ちとせにもがも
★ 山吹の花の盛りに、このようにわが君を
仰ぎ見ることは、千年の末までもと
願われます。
大伴家持
巻１９－４３０４
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★わがせこが やとのやぶき せきてあらば
やまずかよはむ いやとしのはに
★あなたの家の山吹が咲いているなら、いつまでも
通ってきましょう。いっそう、年ごとに
大伴家持
巻１９－４３０３
やまずかよはむ いやとしのはに
★あなたの家の山吹が咲いているなら、いつまでも
通ってきましょう。いっそう、年ごとに
大伴家持
巻１９－４３０３
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★ やまぶきは なでつつおほさむ ありつつも
きみきましつつ かざしたりけり
★ 山吹はこれからも大切に育てましょう。今
までもずっと、あなたがいらしては挿頭にしたわけですから
置始長谷
巻１９－４３０２
きみきましつつ かざしたりけり
★ 山吹はこれからも大切に育てましょう。今
までもずっと、あなたがいらしては挿頭にしたわけですから
置始長谷
巻１９－４３０２
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