忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[208]  [209]  [210]  [211]  [212]  [213]  [214]  [215]  [216]  [217]  [218
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ 足柄の  み坂たまわり

  顧り見ず 我は越え行く

  荒し男をも 立しや憚る

  不破の関  越えて我は行く

  馬の蹄  筑紫の先に

  留まり居て 我は斎はむ

  諸は  幸くと申す

  帰り来るまでに

★ あしがらの  みさかたまはり

  かへりみず  あれはこへゆく

  たしやはばかる  ふわのせき

  くえてわはゆく  うまのつめ

  つくしのさきに  ちまりいて

  あれはいははむ  もろもろは

  さけくまをす  かえりくまでに

★ 足柄を越えることを  許されて

  故郷をふりかえることなく

  私は越えて行く、勇敢な男も

  ゆきかねるるだろうが、その不破の関を

  越えて私は行く。馬のひづめを筑紫の

  果てまで押し進めて、そこでやっと

  とどまる。私はわが身を慎もう。

  留守の人々はみんなが無事で居ると

  祈ってくれることだ。

  故郷に帰りつくまでには

           倭文部可良麻呂

   巻20-4372

拍手[0回]

★ たちばなの  したふくかぜに  かぐわしき

   つくばやまの   こひずあらめやも

★ 橘の花咲く下を吹く風がかぐわしい、筑波山の、

  恋い慕わずにはいられよう

                占部広方

   巻20-4371

拍手[0回]

★あられふり  かしまのかみを  いのりつつ

  すめらみくさに  われはきにしを

★霰降り鹿島の神に祈願を込めて、天皇の軍に

 わたしは加わってきたものよ

            ・霰降り→枕詞

        占部広方

    巻20-4370

拍手[0回]

★ つくばねの  さゆりのはなの  よどこにも
  
  かなしけいもそ   ひるもかなしけ

★ 筑波山のさ百合の花の夜床、そこでも愛しい妻は

  昼も愛しいよ

           大舎人部千文

    巻20ー4369

拍手[0回]

★ くじがはは  さきくありえて しおふねに

     まかじしじぬき わがかえりこむ

★久慈川は 変わりなく待ち続けよ。潮路の船に

 一面の楫を付けて私は急いで帰って来よう
 

               丸古部佐壮

     巻20-4358

拍手[0回]

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]