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2024/11/26 (Tue)

雑歌＞巻20－4356「わが母の　袖持ち撫でて　わが故に　無きし心を　忘らえぬかも

★わがそでの　　そでもちて　　わがゆへに

　　　なきしこころを　　　わすらえぬかも

★　わが母が袖を撫でては私のために泣いた心が

　　忘れられないよ
　　　　　　　　　　　　　　　　物部代乎刀良
　　　
　　　巻20－4356

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2016/03/31 (Thu) 万葉たまゆら

雑歌＞巻20－4357「葦垣の　隈処に立ちて　吾妹子が　袖もしほほに　泣きしそ思はゆ

★　あしがきの　　くまとにたちて　　わぎもこが

　　　そでもしほほに　　なきしそおもうおゆ

　　　　　　　　　　　　　　　　刑部千国

　　　　巻き20－4357

[0回]

2016/03/31 (Thu) 万葉たまゆら

雑歌＞巻20－43５5「外のみ　見てや渡らも　難波潟　雲居に見ゆる　島ならなくに

★よそのみに　　みてやわたらも　　なにわがた

　　くもいにみゆる　　　しまならなくに

★外目に見るだけで筑紫へ渡ってしまうのか、

　この美しい難波潟は。雲の果て遠く見える島でもないのに

　　　　　　　　　　　　　　丈部山代

　　　　巻20－4355

[0回]

2016/03/31 (Thu) 万葉たまゆら

雑歌＞巻20－4354「立薦の　発ちの騒きに　あひ見てし　妹が心は　忘れせぬかも

★　たてこもの　　たちのさわきに　　あひみてし

　　　いもがこころは　　わすれせぬかも

★　立薦の出立の騒ぎの中で逢った妻の心は忘れられないよ

　　　　　　　　　　　　　・立ち鴨の→枕詞

　　　　　　　　　　　　　丈部与呂麻呂

　　　巻20－4354

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2016/03/31 (Thu) 万葉たまゆら

雑歌＞巻20－4353「家風は　日に日に吹けど　吾妹子が　家言持ちて　来る人もなし

★　いへかぜは　　ひひにひにふけど　　わぎもこが

　　　　いへごともちて　　　くるひともなし

★　家のほうからの風は日々吹くのだが、わが妻の

　　家からのことばを持ってきてくれる人とていない

　　　　　　　　　　丸子大歳

　　　巻20－4353

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2016/03/31 (Thu) 万葉たまゆら

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