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★ こうその かみのみかどを かしこみと
さもっらふときに あへるきみかも
★大君の神の御殿を恐れ多いところとして
お仕えしていいる時に逢ったあなたよ
柿本人麻呂
巻11－2508
さもっらふときに あへるきみかも
★大君の神の御殿を恐れ多いところとして
お仕えしていいる時に逢ったあなたよ
柿本人麻呂
巻11－2508
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★あたらしき としのはじめの はつはるを
けふふるゆきの いやしけよごと
★新しい年の始めの新春の今日降りしきる
雪のようにいっそう重なれ、吉き事よ
大伴家持
巻20－4516
けふふるゆきの いやしけよごと
★新しい年の始めの新春の今日降りしきる
雪のようにいっそう重なれ、吉き事よ
大伴家持
巻20－4516
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★ あきかぜの すゑふきなびく はぎのはな
かざさず あひかわかれむ
★秋風が葉末に吹いて靡き伏す萩の花
それをともに挿頭にする機会もなく
今お互いに別れるのだろうか
大伴家持
巻20－4515
かざさず あひかわかれむ
★秋風が葉末に吹いて靡き伏す萩の花
それをともに挿頭にする機会もなく
今お互いに別れるのだろうか
大伴家持
巻20－4515
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★ あおあうなばら かぜなびき ゆくいくさ
つつむことなく ふねははやけむ
★ 青海原は、風も波も穏やかで行きも帰りも
差し障りなく船は行くことでしょう
大伴家持
巻20－4515
つつむことなく ふねははやけむ
★ 青海原は、風も波も穏やかで行きも帰りも
差し障りなく船は行くことでしょう
大伴家持
巻20－4515
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★ いそかげの みゆるいけみず てるまでに
さけるあしびの ちらまくをしも
★ 磯の影のやどす池の水が輝くほどに咲いた馬酔木の
花よ
甘南備伊香
巻20－4513
さけるあしびの ちらまくをしも
★ 磯の影のやどす池の水が輝くほどに咲いた馬酔木の
花よ
甘南備伊香
巻20－4513
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