万葉歌手辻友子
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2024/11/25 (Mon)
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正延心緒> 巻11-2536「息の緒に 妹をし思へば 年月の 行くらむ別も 思ほえむかも
★息のをに いもをしもへば ねんげつの
ゆくらむわかれも おもほえむかも
★ わが命とも妻とも思うので、
年月がどのように立っているかわからない
巻11-2536
[0回]
2016/04/27 (Wed)
万葉たまゆら
正延心緒>巻11-2532「凡ならば 誰が見むかと ぬばたまの わが黒髪を 靡けて居らむ
★ おほならば だれがみむかと ぬばたまの
わがくろかみを なびけてをらむ
★通り一辺の事とは思うまい。私のために
人からあれこれと噂されたものは
巻11-2532
[0回]
2016/04/27 (Wed)
万葉たまゆら
正延心緒>巻11-2531「わが背子が その名告らじと たまきはる 命は捨てつ 忘れたまふな
★わがせこが そのなのらじと たまきはる
いのちはすてつ わすれたまふな
★わが背子の、その名を人に言うまいとして、
私は魂きわる命を捨てました。お忘れに
なりますな
巻11-2531
[0回]
2016/04/27 (Wed)
万葉たまゆら
正延心緒>巻11ー2530「あらたまの き戸が竹垣 目ゆも妹し 見えなばわれ 恋めやも
★あらたまの きへがたけがき みゆもいもし
みえなばわれ こひめやも
★あら玉のき戸が作る竹垣の編み目のような、すき間から
からだけども、こんなに妻が苦しむ事ははなかった
からだのに
・あらたまの→枕詞
巻11ー2530
[0回]
2016/04/27 (Wed)
万葉たまゆら
正延心緒>巻11-2529「家人は 路もしみみに 通へども わが待つ妻は 使来ぬかも
★ いえひとが みちもしみみに かよへども
わがまつつまは つかひこぬかも
★家に出入りする人は路もいっぱいに往来しているが、
私が、待つ、あの人の、使ひは来ないことよ
巻11-2529
[0回]
2016/04/27 (Wed)
万葉たまゆら
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