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★ 籠もよ み籠持ち ふ串もよ みぶ串持ち
この丘に 菜摘ます児 家聞かな 名告らさね
そらみつ 大和の国は おしなべて われこそ居れ
しきなべて われこそ座せ
われこそは 告らめ 家をも名をも 雄略天皇 (巻1-1)
★ こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち
このおかに なつますこ いえきかな なのらさね
そらみつ やまとのくには おしなべて われこそおれ
しきなべて われこそませ
われこそは のらめ いえをもなをも ゆううりゃくてんのう
★ 籠を持っているね いい籠ですね 菜を摘む鎌も持っているね いい鎌を持ってますね
この丘に来て、若菜を摘んでいるお嬢さん、 どちらの家の人ですか、名前は何と言うんですか?
大和の国は 全て 私が治めています
どこもかかしこも 私が居る所です
私は言いますよ、家も名も・・・・・ 雄略天皇
これは、プロポーズの歌です。
万葉集の一番最初に記してあります。
万葉の特徴がとても良く表れていると思います。
まず、躍動するリズム感が感じられます。
非常に直情的であり、雄雄しい感じがします。
ますらお・・・とはこういうものではないのでしょうか・・・・・
繰り返しが多いところも、万葉ですね・・・繰り返す事で 気持ちが高まっていく・・・・
まず、自分の気持ちを表す、そして、率直にプロポーズ・・・・・
これが、プロポーズ??って、思われるかもしれませんが、あの時代は、殿方に、名前を
明かすというのは、プロポーズを受けると言う事なんです。
何か今の時代では信じられない感覚ですよね・・・・・・
雄略天皇という名前からも、又、お家柄は天皇家ですから、自信満々なのは
当たり前かもしれないけれど・・・・・・男らしくてステキ
今時の男性諸君、頑張ってくださいね