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★ おおふねの つもりがうらに のらむとは まさしにしりて わがふたりねし
★ 大きな船が泊まる津の守番が、占って私たちの事を言い当てる事を、
まさしく知っていながら、私は貴女と共寝をしたことです。
大津皇子 巻2-109
この歌は「いまだ詳らかならず」いまだつばひらかならず・・・と、書いてあります。
この意味を深く考えると・・・もしかして、この津守も、草壁側の人間か・・・
大津皇子は、日本最古の漢詩集である、「懐風藻」によると、身体容貌に優れ、幼少時は
学問を好み、博識で詩文を得意とし、長ずるに従って、武を好み剣に秀で、度量広大、人気絶大
であったと言われています。
父からの信頼も厚く、次の天皇と誰もが、予感していた事でしょう。
草壁皇子(くさかべのみこ)は気が気でなかったでしょう。さらに、母である持統天皇は、
血の繋がったわが息子を天皇に即位させたかったに違いありません。
しかし、企みによって、大津皇子を死刑にしたにも関わらず、草壁皇子は天皇にはなれずに
28歳の若さで亡くなりました。
悪い事はするものではありませんね・・・