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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★秋のけはひたつままに、土御門殿のありさま、いはむかなくをかし。

池のわたりのこずゑども、鑓水のほとりの叢、おのがじし色づきわたりつつ、

おほかたの空も艶なるにもてはやされて、不断の御読経の声々、

あはれまさりけり。やうやう涼しき風のけはひに、

例の絶えせぬ水のおとなひ、夜もすがら聞きまがはさる。


★秋が深まるにつれて、藤原道長の邸は、言いようもなく風情がある。池のほとりのあちこちの枝、引き入れている細い水の流れのほとりの草むら、それぞれ一面に色づいて、この頃の空も、美しいのに引き立てられて、昼夜絶える事のない読経の声々、一段としんみり身に沁みる。次第に風も涼しくなると絶える事のない細い水の流れのせせらぎが、夜通し読経の声に混じり、聞こえてくる

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★ あきかぜに よのふけゆけば 

  ひさかたの あまのかはらに つきかたぶきぬ

★ 秋風が吹き夜が更けてゆく・・天の川の川原には

  月が傾いている

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★ あまのはら くもなきよひに

 ひさかたの つきさえわたる かささぎのはし

★ 大空に 雲一つない夜 初秋の月が 鵲橋に
 
  澄んだ光を投げかけている・・・

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百日紅の木に、夕日が焼けるように熱くあたっている・・

ひぐらしが、短い命をここぞとばかりに鳴いている

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★ かぐはしき はなたちばなを たまにぬき

    おくらむいもは みつれてもあるか

★ 香り立つような 橘の花を、薬玉に貫いて送ろうと思う

  あの娘はやつれているのだろうか・・・

         巻10-1967

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