音楽の活動以外に私が関わっている活動に

「国際ボランティア・テラの会」の理事をさせて

頂いています。

今までは、ほぼ月一回になる、

東南アジアの戦没者追悼慰霊と、途中から

自然に派生した、衣服支援です。

こちらをご覧下さい。

http://tera.kimura-tenzan.com/activity-report/activity-report-f.html

２００７年から、6年目に突入しました。


この活動を通して、私は生まれて初めて

ボランティアというものを、深く考えました。

個人の力のみで、やってきた活動です。

私も、倉庫をお貸しすることなど、できる限りの

支援をしてきました。


いろいろ有りましたが・・・・

まず、周りの人が、理解をするどころか

悪意さえ持つ人が居ると言う事を初めて知りました。

博多弁で言えば

「いいことば、しよって、思いよっちゃろうが・・・」

と言った感じでしょうか・・・・


理解してくださる方も、いらっしゃいます。

最初、資金繰りがなんとか、自分持ちでほぼ回っていたのですが、

どうしても、個人レベルの活動ですと、資金繰りの限界が来ました。

そこで、衣服の支援だけでなく、寄付を募りました。


そこで、又解ることが、ありました。テラの会に送る事は

「捨てるより、送り賃を出して送る事は、善行である。」と、

皆さんが考えていたことがわかったのです。

と言うのは、送られて来た衣類を洗濯したり仕分けしたり

して、さらに、何箇所かできた、海外の「テラの会　支部」へ

船便で送る、また実際に行くときに、制限ぎりぎりの大荷物を

一人ひとりが背負っていく・・・と言う事を行っているわけですが、

船便代・飛行機代・食費・宿泊費かなり、かなり節約しても

タダではありません。かといって、仕事の片手間にできる活動では

ないのです。


だから、赤十字や・ユネスコの社員がお給料を貰って

活動するのは、当たり前でしょう。


そして、個人資金がそこをつき始めたので、できましたらと、寄付を

募りました。大金じゃなくても、今まで衣類を送って下さった方が

千円ずつでも、寄付してくださったら・・・と、考えたのが大間違い。

殆どの方が、寄付は全くしませんでした。

いらない服を受け取ってくれるのは寧ろありがたいぐらい・・それも

善いことに使われるのなら、いいじゃない・・・でもお金はねぇ・・・


私が馬鹿なのでしょう・・・いや、実際に行ったものじゃないと

解らないのでしょう・・・


知っている若者はアジアを目指しています。


そのとき、日本なら日本人なら、助けたい、協力したい

テラの会のような小さな活動も、確実にお役に立っているのです

そのような視野から全く考え及ばない・・・


ごみ収集のときに聞きました。

捨て場所がない・・タダだと、月に２回の資源ごみ・・・

資源ごみを回収していらっしゃる方に直接聞いたところ

全部、再生なんてしてないよ。とのお答え・・・愕然・・・

横浜市議会で聞いて見たい気がします。


テラの会は、一枚一枚手に取り、洗ったりして、着るその人に

手渡しが基本理念です。そうしないと、東南アジアの多くの国は

悪い大人たちが居て横流しして、お金に換えたりするからです。

まぁ、国単位で横流ししていらっしゃるお国もございますから・・


個人レベルだからこそできることをと考えたのです。

それが、手渡し・・・一番賛同してくださった方は現地の

トゥクトゥクの運転手さんでした。あんたたちのやり方が

一番、良いやり方だと・・・・


もう一つ、個人レベルでしか味わえないこと・・・

それは、着たきりすずめでその一枚さえボロボロの子供たちに

手渡ししたときの笑顔です。もう、豊か過ぎて、日本の子供たちが

忘れてしまった笑顔です。


私は、この笑顔・・・日本と言う国から来た、荷物を背負ったおじさんや

おばさんや若者が、僕の、私の為に、この服を、鉛筆を、ノートを持って

来てくれた・・・と言う、「こころ」に、喜んでいる子供たちの笑顔・・・・



人の善意も、裏の裏を考えたり、偽善的と難癖を付ける悲しい

悲しい人たちが、今の日本にはたくさんいらっしゃいます。


なぁんにも、考えず、回りの方に迷惑がかからないように

個人レベルでややこしくならないように活動しています。


日本赤十字さんや、ユネスコさんや、沢山ございますが、莫大な寄付が

あります。そして、莫大なコマーシャル料を払い、社員（ボランティアでは

ありませんよ）のお給料で、かなり消えていきます。有名人の方の出演料、

全部タダではないのです。


そういう大きな活動も否定はしません。そういう形でできうる支援が

あることを知っているからです。


ただ、テラの会は、勿論、お給料も貰わず、

中心の活動なさっておられる方は、

格安航空を捜し（これが結構大変なのです）

格安ゲストハウス・・これは、スラムの中が多いです。

それは、支援をする人たちの生活区の近くだからです。


食事は、現地の屋台（一食100円なり）、果物

それは、それで、楽しいことです。


何も、支援を、キリストがゴルゴダの丘を

登るがごとく苦しみながらする必要はありません。


側で見ているからこそ、本当の事を書きました。

npo（おおもじにできないよ～）法人も、かなり

不透明であるとみんな知っています。

私が、ショックを受けたのは、売名行為ですか？

と普通に聞かれたことです。


万葉歌手とテラの会は、全く異なる活動です。

どちらもの活動も続けていくのは大変ですが

やりがいがあり、続けていけたらと

思います。

私の考えはどこか間違っているのでしょうか？？

[1回]