★ うまなめて たかのやまへを しろたへに
にほはしたるは うめのはなかも
★ 馬を並べて、手綱を手繰り寄せながら、
多賀の山際を真っ白に彩るのは、
美しき梅の花であることです。
巻10-1859 花を詠める 作者不詳
この大和言葉の美しいのは、「にほはす」と記して
彩られるという意味を持つこと・・・・
にほふ→が彩るとは、なんと美しい詠み方でしょうか??
今では、親父ギャグと化したが、音(おん)の繰り返しは
万葉の特徴でもあります。地名の「多賀」と、手綱を「たぐる」
をかけています。
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