★ やみならば うべもきまさじ うめのはな
さけるつくよに いでまさじとや
★ 闇の夜ならば、それはいらしゃれないことと
思います。でも、白梅が月に照らせる夜に
おいでにならないとおっしゃるのでしょうか・・
巻8-1452 紀女郎(きのいらつめ)
万葉の時代は、中国から梅が来ましたが、白梅でした。
紅梅が中心となったのは、平安のころです。
私は、紅梅が好きです。
電気の無い時代に、月の出る晩は、彼がいらしゃる
可能性がある夜・・・なのに、いらしてくださらない
・・・彼への思いがこめられ歌です。
[1回]