×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
PR
★ 押し照る 難波の国は 葦垣の 古りにし里と 人皆の
思ひやすみて つれもなく ありし間に 績み麻なす 長柄の宮に
真木柱 太高敷きて 食す国を 治めたまへば 沖つ鳥 味経の原に
もののふの 八十伴の男は いほりして 都なしたり
旅にはあれども
★ おしてる なにはのくには あしかきの ふりにしさとと
ひとみなの おもひやすみて つれもなく ありしあひだに
うみをなす ながらのみやに まきばしら ふとたかしきて
をすくにを おさめたまへば おきつとり あぢふのはらに
もののふの やそとものをは いほりして みやこなしたり
たびにはあれども
★ 海が一面に輝く難波の国は、葦垣をめぐらした振り里だと
人はみんな思う事を忘れて、何のゆかりもないところでだったのに
績んだ麻糸のように、長い長柄の里に 立派な柱を太く高く
どっしりと立てて、この国土をお治めになる。沖を飛ぶ鳥
・・味鴨の味経ふの原に。沢山の廷臣たちが、仮の宿を取り
都としている。旅先ではあるのだけれども・・・・
巻6-928 笠朝臣金村
思ひやすみて つれもなく ありし間に 績み麻なす 長柄の宮に
真木柱 太高敷きて 食す国を 治めたまへば 沖つ鳥 味経の原に
もののふの 八十伴の男は いほりして 都なしたり
旅にはあれども
★ おしてる なにはのくには あしかきの ふりにしさとと
ひとみなの おもひやすみて つれもなく ありしあひだに
うみをなす ながらのみやに まきばしら ふとたかしきて
をすくにを おさめたまへば おきつとり あぢふのはらに
もののふの やそとものをは いほりして みやこなしたり
たびにはあれども
★ 海が一面に輝く難波の国は、葦垣をめぐらした振り里だと
人はみんな思う事を忘れて、何のゆかりもないところでだったのに
績んだ麻糸のように、長い長柄の里に 立派な柱を太く高く
どっしりと立てて、この国土をお治めになる。沖を飛ぶ鳥
・・味鴨の味経ふの原に。沢山の廷臣たちが、仮の宿を取り
都としている。旅先ではあるのだけれども・・・・
巻6-928 笠朝臣金村