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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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巻16-3885 に 乞食者(ほかひひと)の詠二首と、あります。

まだ、万葉たまゆらでは、取り上げておりません。


「鹿と蟹の痛みを述べる歌」として記されています。


今回は詳しく述べませんが、牛レバーの問題が話題の昨今、

万葉の時代から、冷蔵庫もないのに、鹿の肝が食されていた訳です。

この時代の膾(なます)は生肉を細く刻んだものだったようです。

主婦感覚としては、お酢で腐敗を防いだのでしょうか・・・・


また、乞食者(ほかひひと)は、世に言う、アウトサイダーですが、

二種類在り、カタイとホカヒと言うそうです。

カタイは傍らに居る→傍居、と書きます。道の傍らに座って、

物乞いする人の事。

ホカヒはホグ→寿、と書き、祝い事を述べ芸をする人

肉と肝は膾(なます)の材料で、胃は塩辛の材料・・とあります。

生ものを食せる人は宮廷の人々で、庶民の口には入らなかったことでしょう。

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