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★ みわたしの みむろのやまの いはほすげ
ねもころわれは かたもひそする
★向かいに見渡せる三室の山の岩に生えた
菅の根のように、ねんごろにわたしは
片思いをすることです。
巻11－2472 柿本人麻呂歌集
ねもころわれは かたもひそする
★向かいに見渡せる三室の山の岩に生えた
菅の根のように、ねんごろにわたしは
片思いをすることです。
巻11－2472 柿本人麻呂歌集
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★ すがのねの ねもころきみが むすびてし
わがひものをを とくひとはあらじ
★ 菅のねのようにねんごろに、あなたが結んだ私の紐を
解く人は居ない
巻11－2473 柿本人麻呂歌集
わがひものをを とくひとはあらじ
★ 菅のねのようにねんごろに、あなたが結んだ私の紐を
解く人は居ない
巻11－2473 柿本人麻呂歌集
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★ やましろの いずみのこすげ なみなみに
いもがこころを わがもはなくに
★ 山城の泉川の小菅が靡くように、なみなみには
妻の心を思わないことだのに
巻11－2471 柿本人麻呂歌集
なみなみに→並大抵に、通りいっぺんに
いもがこころを わがもはなくに
★ 山城の泉川の小菅が靡くように、なみなみには
妻の心を思わないことだのに
巻11－2471 柿本人麻呂歌集
なみなみに→並大抵に、通りいっぺんに
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★ みなとに さねはふこすげ しのびすて
きみにこひつつ ありかてぬかも
★ 河口のあたりにさかんに根を張る小菅のように
気持ちを抑えることが出来ずにあなたに恋しつづけて
このままではとても過しがたいことです
巻11－2470 柿本人麻呂歌集
きみにこひつつ ありかてぬかも
★ 河口のあたりにさかんに根を張る小菅のように
気持ちを抑えることが出来ずにあなたに恋しつづけて
このままではとても過しがたいことです
巻11－2470 柿本人麻呂歌集
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★ やまぢさの しらつゆしげみ うらぶれて
こころもふかく わがこひやまず
★山ぢさが白露でしとどにしおれるように、心の奥深く
うちしおれて恋しつづけることです。
巻11－2469 柿本人麻呂歌集
こころもふかく わがこひやまず
★山ぢさが白露でしとどにしおれるように、心の奥深く
うちしおれて恋しつづけることです。
巻11－2469 柿本人麻呂歌集
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