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★ このゆふべ あきかぜふきぬ
しらつゆに あらそふはぎの あすさかむみむ
★ この夕方に、秋風が吹きました。白露と争って花を咲かせる
萩の明日の開花を、見ましょう。
巻10－2102
しらつゆに あらそふはぎの あすさかむみむ
★ この夕方に、秋風が吹きました。白露と争って花を咲かせる
萩の明日の開花を、見ましょう。
巻10－2102
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★ わがころも すれるにはあらず
たかまとの のへいきしかば はぎのすれるそ
★ 私の衣はわざわざ摺ったのではありません。高松の
野辺を通ったので、萩の花が摺ってくれたのす。
巻10－2101
たかまとの のへいきしかば はぎのすれるそ
★ 私の衣はわざわざ摺ったのではありません。高松の
野辺を通ったので、萩の花が摺ってくれたのす。
巻10－2101
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★ あきたかる かりほのやどの にほふまで
さけるさきはぎ みれどあかぬかも
★ 秋田を刈る 仮小屋の 宿が色づいてしまうほど
咲いた秋萩は、いくらみても飽きないことです。
巻10－2100 花を詠める
さけるさきはぎ みれどあかぬかも
★ 秋田を刈る 仮小屋の 宿が色づいてしまうほど
咲いた秋萩は、いくらみても飽きないことです。
巻10－2100 花を詠める
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★ しらつゆの おかまくおしみ
あきはぎを おりのみおりて おきやからさむ
★ 白露を置くことが惜しいので、秋萩を折るだけは折って
そのまままにして枯らしてしまうのだろうか
巻10－2099 花を詠める
あきはぎを おりのみおりて おきやからさむ
★ 白露を置くことが惜しいので、秋萩を折るだけは折って
そのまままにして枯らしてしまうのだろうか
巻10－2099 花を詠める
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★ おくやまに すむといふしかの よひさらず
つまどふはぎの ちらまくをしも
★ 奥山に住むという鹿が、宵ごとに
妻問いに来る、その萩の散るのが惜しいことです。
巻10－2098 花を詠める
つまどふはぎの ちらまくをしも
★ 奥山に住むという鹿が、宵ごとに
妻問いに来る、その萩の散るのが惜しいことです。
巻10－2098 花を詠める
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