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★ ますらをの こころはなしに
あきはぎの こひのみにやも なづみてありなむ
★ りっぱな男子の心も無くて、秋萩を恋しく思う気持ちばかり
どうしてひたっていられるでしょうか
巻10－2122 花を詠める
あきはぎの こひのみにやも なづみてありなむ
★ りっぱな男子の心も無くて、秋萩を恋しく思う気持ちばかり
どうしてひたっていられるでしょうか
巻10－2122 花を詠める
[0回]
★ あきかぜは ひにけにふきぬ
たかまどの のべのあきはぎ ちらまくをしも
★ 秋風は日増しに吹きつのってきました。
高円の野辺の秋萩が 散るのが惜しいことです。
巻10－2121 花を詠める
日にけに→日ごとに、日増しに
たかまどの のべのあきはぎ ちらまくをしも
★ 秋風は日増しに吹きつのってきました。
高円の野辺の秋萩が 散るのが惜しいことです。
巻10－2121 花を詠める
日にけに→日ごとに、日増しに
[0回]
★ あきはぎに こひつくさじと おもへども
しゑやあたらし またあはめやも
★ 秋萩に恋の限りを尽くすことはしないと思うのですが、
ええい、やはり散るのは惜しい。どうして、また散った
花に逢うことがあるでしょうか
巻10－2120 花を詠める
しゑや→感動詞、ええい、ままよ
しゑやあたらし またあはめやも
★ 秋萩に恋の限りを尽くすことはしないと思うのですが、
ええい、やはり散るのは惜しい。どうして、また散った
花に逢うことがあるでしょうか
巻10－2120 花を詠める
しゑや→感動詞、ええい、ままよ
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★ こひしくは かたみにせよと
わがせこが うゑしあきはぎ はなさきにけり
★ 私が恋しい時には、偲ぶよすがにしなさいと、わが背子が
植えた秋萩の花が咲いたことです。
巻10ー2119 花を詠める
わがせこが うゑしあきはぎ はなさきにけり
★ 私が恋しい時には、偲ぶよすがにしなさいと、わが背子が
植えた秋萩の花が咲いたことです。
巻10ー2119 花を詠める
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★ あさぎりの たなびくおのの はぎのはな
いまかちるらむ いまだあかなくに
★ 朝霧がたなびく小野の萩の花は、今頃散っているだろうか・・・
まだ、見飽きていないのに
巻10－2118 花を詠める
いまかちるらむ いまだあかなくに
★ 朝霧がたなびく小野の萩の花は、今頃散っているだろうか・・・
まだ、見飽きていないのに
巻10－2118 花を詠める
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