忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[708]  [709]  [710]  [711]  [712]  [713]  [714]  [715]  [716]  [717]  [718
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ さをしかの つまととのふと なくこえの

    いたらむきはみ なびけはぎはら

★ 男鹿が妻を呼び寄せようと鳴く声が

  届くその果てまでなびけ、萩原よ

 巻10-2142   鹿鳴を詠める

拍手[0回]

★ このころの あきのあさけに  きりごもり

    つまよぶしかの こえのさやけさ

★ この頃の秋の明け方に、霧にすっぽり包まれて

  妻を呼ぶ鹿の声がさやかに響くことです。

  巻10-2141    鹿鳴を詠める

拍手[0回]

★ あらたまの としのへゆけば あどもふと

    よわたるわれを とふひとやたれ

★ あらたまの年が経っていくので、声をかけ仲間と

  連れたって夜空を渡るわたしなのに、その私に

   声をかける人は誰なのか。

 巻10-2140     雁を詠める

あらたま→枕詞

あどもふ→声をかけて統率する

拍手[0回]

★ ぬばたまの よわたるかりは おほほしく

    いくよをへてか おのがなをのる


★ まっくらな夜空を渡り鳴く雁は、心も

  おぼつかないのか、幾夜にも渡って

  自分の名を言うことです。

  巻10-2139  雁を詠める

ぬばたま→枕詞

おほほしく→ぼんやりとした様子

拍手[1回]

★ たづがねの けさなくなへに

    かりがねは いづくさしてか くもがくるらむ

★ 鶴が今朝鳴くその折しも、雁はどこを目指して

  雲に隠れて飛んでいるのでしょう

巻10-2138      雁を詠める

拍手[0回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]