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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ おもふにし あまりにしかば

   にほどりの なづさひこしを ひとみけむかも

★ 思い余って堪えられなかったので、鳰鳥が水に浸かって苦しんで

  来たのを、人は見たでしょうか。

  巻11-2492      柿本人麻呂歌集

鳰鳥の→枕詞。水中に長く潜るところから、難渋する意で、

    「なづさふ」に接続

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★ いもにこひ いねぬあさけに をしどりの

    ここゆわたるは いもがつかひか

★ 愛しい人に恋して寝られなかった夜明けに、鴛鴦が

  ここを通って渡って行くのは、あの人の使いなのだろうか?

   巻11-2491      柿本人麻呂歌集

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★ あまぐもに はねうちつけて とぶたづの

   たづたづしかも きみいまさねば

★ 天雲に翼を打ちつけて飛ぶ鶴のように、

   なんとおぼつかないようすであることでしょうか。

  あなたが、いらっしゃらないので。

  巻11-2490    柿本人麻呂歌集

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★ たちばなの もとにわをたて しづえとり

  ならむやきみと とひしこらはも

★ 橘の木の下に私を立たせて、下枝を手に取り「この恋は

  橘の実のように実りますか?あなた」と、言ったあの子よ

   巻11-2489    柿本人麻呂歌集

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★ いそのうえに たてるむろのき ねもころに

    なにしかふかめ おもひそめけむ

★ 磯の上に立っているむろの木、その根のように

  ねんごろにどうしてこんなにも心を深めて

  思い始めてしまったのだろう。

    巻11-2488     柿本人麻呂歌集

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