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★ いはねふむ よみちいかじと おもへれど
いもによりては しのびかねつも
★ 岩根を踏むような危険な夜道は行くまいと思っていたけれど、
妻の事を考えると我慢できなくなってしまう。
巻11－2590
忍ぶ→耐える、我慢するの意
いもによりては しのびかねつも
★ 岩根を踏むような危険な夜道は行くまいと思っていたけれど、
妻の事を考えると我慢できなくなってしまう。
巻11－2590
忍ぶ→耐える、我慢するの意
[0回]
★ あひおもはず きみはあるらし
ぬばたまの いめにもみえず うけひてぬれど
★ 私の事は思ってくださらないようです。ぬばたまの
夜の夢にも現れない、お祈りをして寝たのに
巻11－2589
ぬばたまの→枕詞
ぬばたまの いめにもみえず うけひてぬれど
★ 私の事は思ってくださらないようです。ぬばたまの
夜の夢にも現れない、お祈りをして寝たのに
巻11－2589
ぬばたまの→枕詞
[0回]
★ ゆふされば きみきまさむと まちしよの
なごりそいまも いねかてにする
★ 夕方になると、あなたがおいでになると待っていた夜の
なごりが、今も私を寝られなくします。
巻11－2588
「かて」→～できる
「に」→否定
なごりそいまも いねかてにする
★ 夕方になると、あなたがおいでになると待っていた夜の
なごりが、今も私を寝られなくします。
巻11－2588
「かて」→～できる
「に」→否定
[0回]
★ おおはらの ふりにしさとに いもをおきて
われいねかねつ いめにみえこそ
★ 大原の古びた里に妻を置いてきて、私は眠ることが出来ません
せめて夢に見えて欲しい。
巻11－2587
われいねかねつ いめにみえこそ
★ 大原の古びた里に妻を置いてきて、私は眠ることが出来ません
せめて夢に見えて欲しい。
巻11－2587
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★ ひとごとを しげみときみに
たまづさの つかひもやらず わするとおもうな
★ 人のうわさがうるさいので、あなたに玉梓の使いも遣らずにいます。
忘れていると思わないください
巻11－2586
玉梓の→枕詞
たまづさの つかひもやらず わするとおもうな
★ 人のうわさがうるさいので、あなたに玉梓の使いも遣らずにいます。
忘れていると思わないください
巻11－2586
玉梓の→枕詞
[5回]