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★ さよふけて いもをおもひで
しきたへの まくらもそよに なげきつるかも
★ 夜が更けて あの子を思いだして、敷栲の枕もそよと
鳴るほどに、嘆いたことです。
巻12－2885
・ 敷栲の→枕詞
・ そよ→擬音語
しきたへの まくらもそよに なげきつるかも
★ 夜が更けて あの子を思いだして、敷栲の枕もそよと
鳴るほどに、嘆いたことです。
巻12－2885
・ 敷栲の→枕詞
・ そよ→擬音語
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★ こひつつも けふはあらめど たまくしげ
あけなむあすを いかにくらさむ
★ 恋に苦しみつつ、今日はなんとか暮らしますが
美しい櫛箱の蓋を明けるように、夜が明ける
明日を、どうやって暮らしましょうか・・・
巻12－2884
・ 玉匣→枕詞
あけなむあすを いかにくらさむ
★ 恋に苦しみつつ、今日はなんとか暮らしますが
美しい櫛箱の蓋を明けるように、夜が明ける
明日を、どうやって暮らしましょうか・・・
巻12－2884
・ 玉匣→枕詞
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★ よそめにも きみがすがたを みてばこそ
わがこひやまめ いのちしなずは
★ 遠目にでも、あなたの姿を見たならば
私の恋は止むでしょう。命死ぬことなく・・
巻12－2883
わがこひやまめ いのちしなずは
★ 遠目にでも、あなたの姿を見たならば
私の恋は止むでしょう。命死ぬことなく・・
巻12－2883
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★ あはずして こひわたるとも わすれめや
いやひにけには おもひますとも
★ 逢うことなく、恋続けたとしても、どうして
忘れられようか・・・日毎に思いの益すことは
あったとしても・・
巻12－2882
いやひにけには おもひますとも
★ 逢うことなく、恋続けたとしても、どうして
忘れられようか・・・日毎に思いの益すことは
あったとしても・・
巻12－2882
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★ たちていて すべのたどきも いまはなし
いもにあはずて つきのへぬれば
★ 立ったり座ったりして、どうしてよいのか
わからない。便りも今はない。あの子に逢うこともなく
月日が経ってしまったので
巻12－2881
・ すべ、たどき→方法、手段
いもにあはずて つきのへぬれば
★ 立ったり座ったりして、どうしてよいのか
わからない。便りも今はない。あの子に逢うこともなく
月日が経ってしまったので
巻12－2881
・ すべ、たどき→方法、手段
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