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★ ひとめおほみ めこそしのべれ
すくなくも こころのうちに わがもはなくに
★ 人目が多いので、逢うことこそ、我慢しているが
心の中で、少ししか思っていないわけではないのに
巻12－2911
・ 眼→直接に逢うこと
すくなくも こころのうちに わがもはなくに
★ 人目が多いので、逢うことこそ、我慢しているが
心の中で、少ししか思っていないわけではないのに
巻12－2911
・ 眼→直接に逢うこと
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★ こころには ちへにももへに おもへれど
ひとめをおほみ いもにあはぬかも
★ 心には幾重にも幾重にも、思っていますが
人目が多いので、あの子に逢わずにいます
巻12－2910
ひとめをおほみ いもにあはぬかも
★ 心には幾重にも幾重にも、思っていますが
人目が多いので、あの子に逢わずにいます
巻12－2910
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★ おほろかに われしおもはば
ひとづまに ありとふいもに こひつつあらめや
★ 通り一ぺんに私が思うのならば、人妻であるあなたに
恋いつづけていたりするでしょうか？
巻12－2509
・ おほろかに→通りいっぺんに、並一通りに
ひとづまに ありとふいもに こひつつあらめや
★ 通り一ぺんに私が思うのならば、人妻であるあなたに
恋いつづけていたりするでしょうか？
巻12－2509
・ おほろかに→通りいっぺんに、並一通りに
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★ ますらをの さときこころも いまはなし
こひのやっこに われはしぬべし
★ 立派な男子の、聡明な心も今は無い。恋という
奴のために 私は死ぬに違いない
巻12－2907
・恋の奴→恋をいまいましく思う表現
こひのやっこに われはしぬべし
★ 立派な男子の、聡明な心も今は無い。恋という
奴のために 私は死ぬに違いない
巻12－2907
・恋の奴→恋をいまいましく思う表現
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★ ひとくにに とばひにゆきて
たちがをも いまだとかねば さよそふけにける
★ よその国へ求婚に行って、まだ太刀の紐も解かない
内に、夜が更けてしまったことです
巻12－2906
たちがをも いまだとかねば さよそふけにける
★ よその国へ求婚に行って、まだ太刀の紐も解かない
内に、夜が更けてしまったことです
巻12－2906
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