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★ ひこぼしの かざしのたまの つまごひに
みだれにけらし このかわのせに
★ 彦星の挿頭にした玉が、妻を慕う苦しさに乱れこぼしたら
この川の瀬に
巻９－1686
みだれにけらし このかわのせに
★ 彦星の挿頭にした玉が、妻を慕う苦しさに乱れこぼしたら
この川の瀬に
巻９－1686
[0回]
★ かわのせの たぎちをみれば たまをかも
ちりみだれたる かわのつねかも
★ 川の瀬の激流を見ると、誰かが玉を乱したのだろうか。
それとも、これは川の常なのか？
巻９－1685 間人大浦
ちりみだれたる かわのつねかも
★ 川の瀬の激流を見ると、誰かが玉を乱したのだろうか。
それとも、これは川の常なのか？
巻９－1685 間人大浦
[0回]
★ はるやまが ちりすぎぬとも
みわやまは いまだふふめり きみまちかてに
★ 春山はおおかた散り果てましたが、この三輪山は
まだ蕾です。あなたをいまだに お迎えできません
巻9－1684 柿本人麻呂歌集
みわやまは いまだふふめり きみまちかてに
★ 春山はおおかた散り果てましたが、この三輪山は
まだ蕾です。あなたをいまだに お迎えできません
巻9－1684 柿本人麻呂歌集
[1回]
★ いもがてを とりてひきよぢ ふさたおり
わがかざすべく はなさけるかも
★ 妻の手を取るように引き寄せ、どっさりと
折り取って挿頭にできるほどに、花が咲いたことです
巻９－1683 柿本人麻呂歌集
わがかざすべく はなさけるかも
★ 妻の手を取るように引き寄せ、どっさりと
折り取って挿頭にできるほどに、花が咲いたことです
巻９－1683 柿本人麻呂歌集
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★ とこしへに なつゆふゆけや
かはごろも あふぎはなたぬ やまにすむひと
★ 永久に夏と冬が過ぎるから、
皮の衣も扇はなさないのですか・・・あなたは
巻９－1682 柿本人麻呂歌集
かはごろも あふぎはなたぬ やまにすむひと
★ 永久に夏と冬が過ぎるから、
皮の衣も扇はなさないのですか・・・あなたは
巻９－1682 柿本人麻呂歌集
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