万葉歌手辻友子
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2024/11/28 (Thu)
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雑歌>巻18-4053「木の暗に なりぬるものを ほととぎす 何か来鳴かぬ 君に逢える時
★ きのくれに なりぬるものを ほととぎす
なにかきなかぬ きみにあえるとき
★木立の下が暗く繁茂する時になったのに、ほととぎすは
やって来て鳴かないか。この、君と逢っている時に
久米広縄
巻18-4053
[0回]
2016/02/24 (Wed)
万葉たまゆら
雑歌>巻18-4052「ほととぎす 今鳴かずして 明日越えむ 山に鳴くとも 験あらめやも
★ ほととぎす いまなかずして あすこえむ
やまになくとも しるしあらめやも
★ほととぎすは今鳴かないので、明日が私が越えてゆく
山で鳴いたって、甲斐がないものを
・はだ恋ひめやも→「はだ」は甚だ、ひどく
程度の著しさを言う
大伴家持
巻18-4052
[0回]
2016/02/24 (Wed)
万葉たまゆら
雑歌>巻18-4051「多この崎の 暗茂に ほととぎす 来鳴き響めば ばばだ恋ひめやも
★たこのさきの くれしげに ほほとぎす
きなきとよめば ばはばこいこひめやも
★ 多この崎に木立の茂りにほととぎすがやって来て
鳴き声を響かせたならこんなにひどく恋しくはないだろう
久米広縄
[0回]
2016/02/24 (Wed)
万葉たまゆら
雑歌>巻18-4050「めづらしき 君が来まさば 鳴けと言ひし 山ほととぎす 何か来鳴かぬ
★ めづらしき きみがきまさば なけといひし
やまほととぎす なにかきなかぬ
★ 朕客のあなたがいらしたら鳴けといっておいた
山ほととぎすは、どうして来て鳴かないのでしょう
久米広縄
巻18-4050
[0回]
2016/02/23 (Tue)
万葉たまゆら
雑歌>巻18-4049「おろかにそ われは思ひし をふの浦の 荒磯のめぐり 見れど飽かずけり
★ おろかにそ われはおもひし をふのうらの
ありそにめぐり みれどあかずけり
★ いい加減に私は思って来た。をふの浦の
荒磯のまわりは、いくら見ても飽かないことです
田辺福麻呂
巻18-4049
[0回]
2016/02/23 (Tue)
万葉たまゆら
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