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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ 高御座 天の日つぎと 天皇の
 
  神の命と 聞し食す 国のまほらに

  山をしも さはに多みと 百鳥の

  来居るて鳴く声 春されば

  聞きの愛しも いづれをか

  別きてしのはむ 卯の花の

  咲き月立てば めづらしく
 
  鳴くほととぎす 菖蒲草

  珠貫くまでに 昼暮らし

  夜渡し聞けど 聞くごとに

  心づきまて  うち嘆き

  あはれの鳥と 言はぬ時無し

★たかみくら あまのひつぎと

 すめろきの  かみのみことの

 きこしをす  くにのまほらに

 やまをしも  さはにおおみと

 ももとりの  きゐてなくこえ

 はるされば ききのかなしも

 いづれをか  わきてしのはむ
  
 うのはなの  さくつきたてば

 めづらしく   なくほととぎす

 あやめぐさ   たまぬくまでには

 ひるくらし  よわたしきけど

 きくごとに   こころつごきて

 うちなげき   あはれのとりと

 いはぬときなし

★高御座にあって 天日もうけつぐものとして

になるなる国、この秀れた国土には

山があちこち多いので、いろいろな鳥が

やってき鳴く。その声は春になると

聞いていてかわいい事よ、どの声が

いいというわけではないが中でも卯の花が

つく頃になると愛らしく鳴くほととぎすは

菖蒲草を薬玉に通す五月まで、昼は一日中

夜は一晩中聞くたびに 心が動いて

感嘆し、興尽きない鳥だといわない時はない

         大伴家持

  巻18-4089

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★ さゆりはなの  のちもあはむと  おもうへこそ

     今のまさかも  うるはしすみれ

★さ百合花のように後にもまた逢おうとおもうからこそ

 、今のこの宴を楽しみたいと思っています

              大伴家持

  巻18-4088

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★ ともしびの  ひかりにみゆる  ゆりのはな

   のちもあはむと   おもひそめゆき

★燈火の中に見えるさ百合の花、後にもお会いしたいと
  
 思う始めたことです。

          内蔵縄麻呂

  巻18-4087

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★あぶらひの  ひかりにみゆる  みゆるかずらさ

   ゆりのはな    えまほしきかも


★燈火の光の中に見える私のかずら、この百合の花が

 ほほえましいことよ

           大伴家持

   巻18-4086

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★ やきたちの  となみのせきに  あすよりは

   みりべやりそへ  きみをとどめむ

★ 焼太刀を磨ぐ、と波の関に、明日からは

  番人を遣わしふやして、あなたの帰りを

  引きとめよう

    ・焼太刀→枕詞

         大伴家持

  巻18-4085

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