万葉歌手辻友子
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2024/11/27 (Wed)
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雑歌>巻18-3018「水門風 寒く吹くらし 奈呉の江に 妻を呼び交わし 鶴さはに鳴く
★みなとかぜ さむくふくらし なごのえに
つまをよびかわし たづさはになく
★ 水門の風が寒々と吹くらしい。奈呉の入り江に
妻を呼び合って鶴があちこちで鳴きます
・寒くふくらし→「らし」は根拠在る推量
・鶴多に鳴く→「タヅ」は、たくさんあちこちで
大伴家持
巻18-3018
[1回]
2016/02/29 (Mon)
万葉たまゆら
雑歌>巻18-4017「東風 いたく吹きらし 奈呉の海人の 釣する小舟を 漕ぎ隠ると見ゆ
★あずまかぜ いたくふきらし なごのあまの
つりするふねのこふねを こぎわたるとみゆ
★東の風が強く吹くらしい、奈呉の海で海人が釣りをしている
小舟の、波に漕ぎ隠れるのが見える
・いたく吹くらし→「らし」は根拠ある推量
大伴家持
巻18-4017
[0回]
2016/02/29 (Mon)
万葉たまゆら
雑歌>巻18-4016「婦負の野の 薄押しなべ 降る雪に 宿借る今日し 悲しく思ほゆ
★ めひののに すすきおしなべて ふるゆきに
やどかるけふは かなしくおもほゆ
★ 東の風が強く吹くらしい。奈呉の海で海人が釣を
している小舟の、波に漕ぎ隠れのが見える
高一黒人
巻18-4016
[0回]
2016/02/29 (Mon)
万葉たまゆら
雑歌>巻18-4015「心は ゆるふこなく 須加の山 すかなくのみや 恋ひ渡りなむ
★こころは ゆゆふることなく すかのやま
すかなくのみや こひわたりなむ
★わが心の内に思いゆるむいことなく、須加の山に
名のごとく「すかなく」-心楽しまず恋いつづける
ことでしょうか
大伴家持
巻18-4015
[0回]
2016/02/29 (Mon)
万葉たまゆら
雑歌>巻18-3015「二上山の 彼面彼面に 網さして 吾が待つ鷹を 夢につげつも
★ ふたかみやまの をてもこのもに あみさして
あがまつたかを いめにつげつも
★ 二上山のあちこちに網を張って私が
まっていた鷹を、夢の中で告げてくれたことです
大伴家持
巻18-3015
[0回]
2016/02/29 (Mon)
万葉たまゆら
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