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★ あすのひも ふせのうらに うらまわりの
ふじなみの けさしなかず ちらしてみむ
★明日の布勢の海岸の籐の花にはひょっとそて来ないで
空しく散らしてしまうかなあ
・散らしてむかも→「けだし」推量。
→もしかして、ひょっと
田辺福麻呂
巻19－4043
ふじなみの けさしなかず ちらしてみむ
★明日の布勢の海岸の籐の花にはひょっとそて来ないで
空しく散らしてしまうかなあ
・散らしてむかも→「けだし」推量。
→もしかして、ひょっと
田辺福麻呂
巻19－4043
[0回]
★ふじなみの さきゆくみれば ほととぎす
なくべきときに いかづきにけり
★籐の花が波のように咲きわたるの見ると、今こそは
ほととぎすの鳴くべく時に近づいたようです
田辺福麻呂
巻19－4042
なくべきときに いかづきにけり
★籐の花が波のように咲きわたるの見ると、今こそは
ほととぎすの鳴くべく時に近づいたようです
田辺福麻呂
巻19－4042
[0回]
★ うめのはな さきちるそのに われゆかむ
きみがつかひに かたまちがてらに
★梅の花が咲いては散るという園の地に私は行きたいです。
あなたの、お使いを、もう待ちかねて
田辺福麻呂
巻19－4041
きみがつかひに かたまちがてらに
★梅の花が咲いては散るという園の地に私は行きたいです。
あなたの、お使いを、もう待ちかねて
田辺福麻呂
巻19－4041
[0回]
★ ふせのうらを ゆきてみしば ももしきの
おおみやびとに かたりつぎてむ
★布勢の浦を、出かけて見てきたら、百磯城の
大宮の人たちに語り伝えましょう
・ももしきの→枕詞
田辺福麻呂
巻19－4040
おおみやびとに かたりつぎてむ
★布勢の浦を、出かけて見てきたら、百磯城の
大宮の人たちに語り伝えましょう
・ももしきの→枕詞
田辺福麻呂
巻19－4040
[0回]
★ おとのみに ききてめにみむ ふせのうらを
みずはのぼらじ としはへぬとも
★うわさに聞くだけでまだ見たこともない布勢の浦を見ないでは
都に帰るまい。たとえ年が変わろうとも
田辺福麻呂
巻19-4039
みずはのぼらじ としはへぬとも
★うわさに聞くだけでまだ見たこともない布勢の浦を見ないでは
都に帰るまい。たとえ年が変わろうとも
田辺福麻呂
巻19-4039
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