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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ このくれに  なりぬるものを  ほととぎす

   なにかきなかぬ   きにあへるとき

★木立の下が暗く繁茂する時になったのに

 ほととぎすは、どうしてやって来て
  
 鳴かないのか。この、君とあっているときに

              久米広縄

   巻19-4053

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★ ほととぎす いまなかずして あすこえむ

  やまになくとも  しるしあらめやも

★ ほととぎすは今鳴かないで、明日私が越えて

  ゆく山で鳴いたって、甲斐がないものを

           ・験あらめやも→何の甲斐も無い

            「験」は表面に現れた効果

            「やも」は反語

              田辺福麻呂


  巻19-4052

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★ たこのさき きのくれしげに  ほととぎす

   きなきとよめば  はだこひめやも

★多胡の崎の木立の茂りにはほととぎすがやって来て

 鳴き声を響かせたのなら、こんなにひどく恋しくは

 ないだろうな

          ・木の暮れ茂に→木立が鬱蒼と茂って
           
                  木の下闇になった
     
                  状態の形容

          ・「はだ」→甚だ、ひどく

                 大伴家持

     巻19-4051

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★ めづらしき  きみがきまさば  なけといひし

   やまほととぎす   なにかきなかぬ


★いい加減に私は思って来た。をふのの浦の

 荒磯のまわりは、いくら見ても飽きないことです

                久米広縄

   巻19-4050

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★ おろかにそ われはおもひし  おふのうらの

   ありそはねぐり   みれどあかずけり


★いい加減に私は思って来た。おふの浦の荒磯の

 まわりは、いくら見ても飽きないことです

         ・見れど飽かず→「けり」か、
      
                  気づき、発見

               田辺福麻呂

   巻19-4049

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