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★あひおもはず あるらむきみを あやしくも
なげきわたるか ひとのとうまで
★私ほどには思っていないでしょうに、ふしひなまでに
恋しく、嘆き続けますよ。人がいぶかしむまでに
・嘆き渡るか→「か」は詠嘆
大伴池主
巻き19－4074
なげきわたるか ひとのとうまで
★私ほどには思っていないでしょうに、ふしひなまでに
恋しく、嘆き続けますよ。人がいぶかしむまでに
・嘆き渡るか→「か」は詠嘆
大伴池主
巻き19－4074
[0回]
★さくらばなは いまそさかりと ひとはいへど
われはさぶしも きみとしあらねば
★桜は今こそ花盛りだと人は言いますが、わたしは
寂しい。あなたといっしょではないから
大伴池主
巻19－4073
われはさぶしも きみとしあらねば
★桜は今こそ花盛りだと人は言いますが、わたしは
寂しい。あなたといっしょではないから
大伴池主
巻19－4073
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★ つきみれば おなじくになり やまこそば
きみがあたりを へだてれけれ
★つきを見る同じ国土だと、思われます。だのに
山こそがあなたのあたりを隔てていることです
大伴池主
きみがあたりを へだてれけれ
★つきを見る同じ国土だと、思われます。だのに
山こそがあなたのあたりを隔てていることです
大伴池主
[0回]
★ぬばたまの よわたるつきを いくよへと
よみつついもは われまつらむそ
★ぬばたまの夜空を渡る月夜を幾夜たったか、
都の妻は私待っているだろう
・ぬばたまの→枕詞
・月の光遅く流れ→「遅く」はおもむろに、ゆったりと
・和風→おだやかでのどかな風
巻き19－4072
よみつついもは われまつらむそ
★ぬばたまの夜空を渡る月夜を幾夜たったか、
都の妻は私待っているだろう
・ぬばたまの→枕詞
・月の光遅く流れ→「遅く」はおもむろに、ゆったりと
・和風→おだやかでのどかな風
巻き19－4072
[0回]
★ をうぃあかしも やまにかうれほどの ほととぎす
いあまもなかぬか きみにきかせむ
★ここで朝まで酒を汲もう。ほととぎすは、明日の朝こそ
鳴き渡るだろうよ
・「居りあかしも」→～までの
大伴家持
巻き19－4066
いあまもなかぬか きみにきかせむ
★ここで朝まで酒を汲もう。ほととぎすは、明日の朝こそ
鳴き渡るだろうよ
・「居りあかしも」→～までの
大伴家持
巻き19－4066
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