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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★まつかへりにし  ひにてあれかむ  さやまだの

   おきながそのひに  もとめあはずも

★松反りのようにしれていたから、山田老人は逃げていた

 その日に見つけて捕らまえなかったのだろう

              大伴家持

    巻18-4-14

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★やかたをの  たかをてにすへて みしまのに

   からぬひまねく  つきそへにける


★ 二上山のあちこちに網を張って私が待っていた

  鷹を、夢の中で告げてくれたことです

              大伴家持

   巻18-4013

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★やかたをの  たかをこしにすへ  みしまのに

   からぬひ    つきそへにける

★矢形の尾の手に据えて狩りをしない日が多く、一月を

 すごしましょう

          大伴家持

   巻18-4012

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★ しらたまの  つつみてやらば  あやめぐさ

   はなたちばなに  あへもぬくがね

★わが妻の心の慰めに贈るために、沖の島にある

 真珠が欲しいよ

       ・貫くがね→「がね」は願望の助詞

        将来を見通して~するように、の意

            大伴家持

  巻18-4102

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★珠洲の 海人の
 
 沖つ御神 い渡りて

 潜き採るといふ あはび珠

 五百箇もがも  はしきよし

 妻の命も  衣手の

 別れし時よ ぬばたまの

 夜床片さり 朝寝髪

 掻きも梳らず 出でて来し

 月日数みつつ 嘆くらむ

 心慰に  ほととぎす

 来鳴く五月の 菖蒲草

 花橘に 貫き交じへ
 
 かずらにせよと

 包みてやらむ

★ すすのあまの  おきつみかみに

  いわたりて  かづきとるといふ

  あはびたま  いほちもがも

  はしきよし  つまのみことも

  ころもでの わかれしときよ

  ぬばたまの  よどこかたさり

  あさねがみ  かきもけづらず

  いでてこし  つきひよみつつ

  なげくらむ  こころなぐさに

  ほととぎす  きなくさつきの

  あやめぐさ  はなたちばに

  ぬきまじへ  かづらにせよと

  つつみてやらむ

★珠洲の漁師が沖遠い神の島に渡って

 、もぐっては採るという鰒も玉を

 五百個もほしい、いとしい妻と

 衣の袖を分かって以来、ぬばたまの

 夜の床も一人で片端に寝て朝の寝乱れた髪を

 櫛ですくことなく、私が旅立って来た

 月日を数えながら嘆いているだろう妻の

 慰めに、ほととぎすが来て鳴く五月の
 
 菖蒲草や花橘にまじえ通してかずらにするように

 と、鰒玉を包んで贈ろう

            大伴家持

  巻18-4101」

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