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★ こもりくの はつせをとめが てにまける たまはみだれて ありといはずやも
★ 隠りくの泊瀬の娘子が手に巻いている玉は、不吉な事の予感のように、糸が切れて玉が
乱れ散ったと言うではないか・・・・・
巻3-424 山前王??
泊瀬は墓所であり、祭祀空間でもあります。そこで、巫女のような娘が手に持った玉が糸が
切れて、散った・・・・というのは、不吉の予兆でしょう。
この句は、お互いの関係が、未詳と底本には書かれています。が、私は、こう思います。
その前の長歌は、男性同士の愛の歌と思います、と言いましたが、そこから、考えるに、
山前王と石田王の深い愛情関係そして、紀皇女は石田王の妻であった・・・そういう関係により
山前王が二人のそれぞれの死に際し、歌を詠んでも不思議は無いと思います。
現代の三角関係とはちょっと違う・・・・もっと、深い信頼関係に基づいた愛情関係です。