★ おくららは いまはまからむ こなくらむ それそのははも あをまつらむそ
★ 憶良たちは、もうおいとまいたします。子どもも泣いていますし、その泣いている子の母も
私を待って居るでしょう。
巻3-337 山上憶良臣(やまのうへのおくらのおみ)
有名な句ですね・・・宴より、退出する時のご挨拶代わりの歌です。
当時、憶良は、齢(よわい)70を過ぎていますから、子どもが居る年ではないですが、奥さんが
待っているというのはちょっと、帰宅の挨拶としては、面白くないので、子どもが泣いてその母も
待ってるんですよとと面白おかしく歌って退出したのでしょう。
リズム感のある、上手い歌ですね・・
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