★ こひこひて あへるときだに うつくしき ことつくしてよ ながくとおもはば
★ 恋して恋してやっと逢えた時ぐらいは、心のこもった言葉をありったけ言い尽くしてくださね。
これからも二人の仲を長く続けようと思ってくださるのなら・・・・・・
大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ) 巻4-661
万葉のコンサート 第3回 で取り上げた和歌です。
同じ作者の
★ 夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ 巻8-1500
は、以前に 「万葉たまゆら」で取り上げました。
どちらも、共に切ない女心を歌った歌です。
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