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★ これやこの やまとにしては わがこふる きぢにありといふなに おふせのやま
★ 紀州路にある、かねてより私が大和で恋い慕っていた背の山・・・その名に、そむかぬ背の山よ
元明天皇 巻1-35
元明天皇というお名前は、後の人が付けたものです。
分かりやすく言うと、草壁皇子(くさかべのみこ)の、奥様で、夫を亡くした後に、作られているようです。
古代・・万葉びとは、自然と共に生きていました。その中でも、山というのは、天に近いものとして、
例えば、亡くなった人のように扱われる事が多々あります。
前も、取り上げた
■ うつそみの 人にある我や 明日からは 二上山を 弟背とわが見む
謀反の罪で死罪になった、大津皇子を偲んで、
姉である大伯皇女(おほくのひめみこ)が詠んだ歌がありました。
山というのは、万葉びとにとって、愛しき人に代わるものとして、詠われています。
また、背という言葉は、愛する男性に向けて使われる言葉ですから、なにをかいわんやですね