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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ いにしえに こふらむとりは ほととぎす けだしやなきし わがおもへるごと

★ 遠い過去を慕って飛ぶ鳥は ほととぎすですね。もしかしたら、鳴いたかもしれません。

  私がこうして昔を偲んでいるように・・・・・  

                                   額田王(ぬかたのおおきみ)  巻2-113


     注:この前に、やはり載せています「ほととぎす」に、例えて詠まれる歌は、
   
       大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)でした。記入忘れ致しました。


さて、この和歌は、あの謎多き美女、額田王の歌です。

以前にも少し・・疑問を投げかけた弓削皇子(ゆげのみこ)から、贈られた


★ いにしへに 恋ふる鳥かも 弓絃葉の 御井の上より 鳴き渡り行く

★ いにしへに こふるとりかも ゆづるはの みいのうえより なきわたりゆく

                                           巻2-112

★ 遠い昔をなつがしがる鳥なのでしょう・・弓絃葉の泉の上を鳴き渡っていく鳥は・・・・・


弓削皇子が、昔を偲んで、額田王に贈った和歌です。


やはり、二人は恋仲であった・・・・忘れられない・・・・・♪年上の女(ひと)♪・・・ですね。

ほととぎすは中国の故事から、「昔を懐かしがる悲しみの鳥」と言われているところから、

例えたのでしょう。


■ あなたも、僕と同じように、昔の事を切なく思い出しているのかなぁ・・・・

■ 鳴いている鳥は、ほととぎすですね・・・・私が昔を偲んでおりますように・・・・・ 

  
この(ふみ)を交換し合うのに、どれほどの時間が必要だったのでしょうか

・・・・・本当に・・・ゆったりと・・時が流れていくのでしょうね・・・万葉の時代は・・・

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