たまがわに さらすてづくり さらさらに なにそこのこの ここだかなしき
多摩川の川の流れに手織りの布をさらしている。さらにさらにあのこのことがいとおしくおもわれる
多摩川に調布(天皇に献上する布)をさらしながら、このさらさらと流れる美しい川の流れにのって私の思いが伝わると良いのにそれほど、あのこのことがいとおしくてならない
万葉集の中の労働の中で歌われた素朴な歌です。
天皇に献上する布を織って、川に晒していた。
いつの時代のことでしょう・・・いつの時代も恋しい人、愛しい人、大切な人に対する人の思いは変わらぬものですね。
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