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★ みずどりの たちのいそぎに ちちははに
ものいはずけにて いまぞくやしき
★ 水鳥が飛び立つように、慌ただしく出立の準備をして、父や
母に、言葉もゆっくりと掛ける事も出来ないまま来てしまって
今更悔やまれることです。
巻20－4337 有度部牛麻呂（とべのうしまろ）
ものいはずけにて いまぞくやしき
★ 水鳥が飛び立つように、慌ただしく出立の準備をして、父や
母に、言葉もゆっくりと掛ける事も出来ないまま来てしまって
今更悔やまれることです。
巻20－4337 有度部牛麻呂（とべのうしまろ）
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★ さきもりの ほりえこぎづる いずてぶね
かじとるまなく こひはしげけむ
★ 防人が堀江を漕ぎ出してゆく、伊豆で作られた小型の船は
その楫を暇（いとま）なく漕ぐように、私の恋心も激しく
なっていることです。
巻20－4336 大伴家持
かじとるまなく こひはしげけむ
★ 防人が堀江を漕ぎ出してゆく、伊豆で作られた小型の船は
その楫を暇（いとま）なく漕ぐように、私の恋心も激しく
なっていることです。
巻20－4336 大伴家持
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★ いまかはる にひさきもりが ふなでする
うなはらのうへに なみんさきそね
★ 新しく交代する新防人が船出をしてゆく。海原の上に
波よ、立つな
巻20－4335
うなはらのうへに なみんさきそね
★ 新しく交代する新防人が船出をしてゆく。海原の上に
波よ、立つな
巻20－4335
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★ うなはらを とおくわたりて としふとも
こらがむすべる ひもとくなゆめ
★ 海原を遠く渡って、年が経ったとしても、妻が結んだ紐は解くな
けして
巻20－4334 大伴家持
こらがむすべる ひもとくなゆめ
★ 海原を遠く渡って、年が経ったとしても、妻が結んだ紐は解くな
けして
巻20－4334 大伴家持
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★ とりがなく あづまをとこの つまわかれ
かなしくありけむ としのをながみ
★ 鶏が鳴く東国の男の妻との別離はつらかったでしょう。
年月が長いので・・・
巻20－4333 大伴家持
かなしくありけむ としのをながみ
★ 鶏が鳴く東国の男の妻との別離はつらかったでしょう。
年月が長いので・・・
巻20－4333 大伴家持
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